ジョーのつぶやき 特別篇

 《詩について》
 この詩は昭和36年(1961)の春、
 宍戸錠さんが出演された「宍戸錠
 のおしゃべりサロン」(文化放送
 ・毎週日曜日午後5時30分〜45
 分)で放送されたものが雑誌に
 掲載されていたものです。
 途中の(中略)は、残念ながら
 雑誌の方でカットしたものです。
 役の上では、常にライバルだっ
 たトニーの死を悼むジョーさん
 の気持ちが表れています。
 以前に掲載した郷エイ治さんの
 文章も併せてご覧下さい。
      
  12月16日  管理人 渡三郎

 

 

 

トニーに捧げる詩      宍戸錠

オレ 

トニーのニキビが好きだ

陽にやけたニキビは健康だった

オレ 

トニーの鼻が好き くちびるが好き

あいつの鼻は二グロのムード

(中略)

二月十四日、

「どいて どいて」 

お前の最後の言葉だった

オレたちは道をあけた 

それは天国行きのためじゃなかった

撮影所をひとまわりしたときの

お前の得意げな顔を想像したからだ

お前の死に顔はバレンチノ

いままでのどの顔よりも きれいだった

赤いニキビは消えていた

だけどオレはお前の

ニキビッ面の方が好きだった

 

     
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