日活ダイヤモンド・ライン クイズ回答編

回答と解説は当時の雑誌記事から抜粋したものと、管理人の憶測コメントを掲載します。
「それは、違うだろ」というご意見など、掲示板・メールでお待ちしています。


 小林旭さん

 

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 ■野郎どもの港町
  
悪がのさばる港町に旭が登場、鉄拳の威力を発揮して悪を一掃する痛快きわまりないアクション
   篇だ。

 <管理人の弁>
  『太陽、海を染める時』共演:浅丘ルリ子、垂水悟郎(7/15)と思われる。
  上記の解説そのままの内容。


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 ■大空を裂く男
  
すでに企画が決定しているのは「大空を裂く男」と「嵐を突っ切るジェット機」がある。 大空を
   バックの
アクションものを連続的に登場させて、旭を空の英雄として他の追随を許さぬ存在にして
  しまおうという日活の考え方が伺える。
(中略)われわれがアッと驚くような斬新な航空アクション
  ものが生まれてくることを期待しよう。


 <管理人の弁>
  昭和37年1月号の<日活映画>のグラビア記事では、
  お正月が「北帰行」を映画化する「渡り鳥北へ帰る」二月には「さすらい」を主題歌とする「大空を
  裂く男」とある。上記の記事の約6ヶ月後のことである。しかし、「大空を裂く男」が、サーカスの
  話の『さすらい』
になったとは考えにくい。しかし、もしかするとヘリコプターを使った空中ブラン
  コをクライマックスにしようとした企画かも知れない。真実が知りたい。

 

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 ■大高原を行く渡り鳥
  
今年(昭和36年)の旭の主演作品の中で、最大の話題になると思われるのが「大高原を行く渡り鳥」
  である。題名だけですぐにおわかりのように、これは「大海原を行く渡り鳥」につづく旭の十八番も
  の“渡り鳥シリーズ”の一つである。バックとなるのが、遠くゴビの砂漠。大蒙古に旭の渡り鳥が登
  場する。日活では、できることなら中共(※中華人民共和国)と話をつけて、現地ロケを敢行したい
  腹をもっているというが、これがもし、実現したら、大変な話題をまくことになる。
 <管理人の弁>
  タイトルの類似性から推して『高原児』(8/13公開)共演:浅丘ルリ子、郷エイ治かも知れない。
  そうすると、あまりにもスケールダウン。
  渡り鳥シリーズにも陰り(マンネリズム)が見えてきた時でもある。実現していたら、また錠さんと
  のコンビも復活して、ビッグスケールのアジアン・ウエスタンが生まれていたかも?残念!!!!!
 
 宍戸錠さん
 
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 ■海の拳銃野郎
  
海がバックとなるもので「三つの竜の刺青」と、ちょっと似通った感じがしないでもないが、「三
  つの竜」は船員といっても、舞台がほとんど陸の上であるのに対し、こちらの方は、ひろぴとした荒
  海で、錠が早射ちの手練をお目にかけようというわけ。

 <管理人の弁>
  『海の勝負師』共演:笹森礼子、藤村有弘(7/1公開)らしい。


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 ■口笛ジョー 幻の拳銃使い
  
口笛がどこからともなくきこえてきたとみるや、ジョーが幻の如くあらわれ、拳銃を放つ。ちょい
  と、ガンファンにはこたえられない
味のシャシンになりそうです。
 
 <管理人の弁>
 なんですか? こりゃ・・・? ヘルプ・ミー! 答えられません!
 『ゆがんだ月』(1959)の中で神山繁さんが口笛を吹いて現れる(「あかとんぼ」の曲)殺し屋を
  演じていたことがあります。


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 ■火の玉神父
  
錠の神父、さてどんな牧師さまが登場することやら、まずそこに興味がかかるが、錠の映画となれ
   ば“火の玉”になるのは、けだし当然である

 
 <管理人の弁>
 『助っ人稼業』(6/11公開)共演:長門裕之、笹森礼子 と考える。他に考えられたら、教えてくだ
  さい。
決して、二谷英明さんの神父スタイルの『ろくでなし野郎』(5/13公開)共演:芦川いづみ
  ではない。



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 ■荒野を駈ける男
  
銃を背に荒野を駈けめぐる。これこそモチロン西部劇である。どんな爽快なものができあがるか、
  それは見てのお楽しみ。

 
 <管理人の弁>
 
『赤い荒野』(7/30公開)共演:笹森礼子 と思われる。

 
 二谷英明
さん

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 ■隼太郎は挑戦する
  
題名でお察しのとおり、二谷の猛然たる奮戦ぶりが売りもののアクションもの
 
 <管理人の弁>
 
『散弾銃(ショットガン)の男』(6/4公開)『七人の挑戦者』(7/9公開)『追跡』(9/10公開)
 どれかな?


                                 戻る
 ■波止場に無法の風が吹く
  
波止場のアクションものは、これまで数多くつくられているだけに、二谷の場合、いかに変わった
  味を出すかが興味の的というわけか。

 
 <管理人の弁>
 『拳銃横丁』 (8/6公開) 共演:小高雄二 と思います。どうでしょう?


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  ■銀座公爵(ぎんざこうしゃく)
  
これは、ちょっとスマートな味のものになりそうだが、どうであろうか
 
 <管理人の弁>
  思いあたるものがありません。オクラ入り??
 
 和田浩治
さん
                                   戻る
 ■神田育ちの暴れん坊
  
神田で生まれ育った江戸っ子とあれば、まがったことが大嫌い当然喧嘩っ早くなるわけで気に入ら
  ぬものを相手に暴れ回る。
 
 <管理人の弁>
 
『俺は死なないぜ』(6/25公開)でもなさそう。その次の『闘いつづける男』は明示してあります。
 だから違うし、オクラ入り? 
『峠を渡る若い風』(8/27公開)が近い?


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 ■俺は西部の保安官
  
かわいらしい保安官ですな。だが、この保安官が顔に似合わず、ガンさばきのほうもめっぽううまい
  というのだから楽しくなる。

 
 <管理人の弁>
 これは該当するものなし、時期は
『闘いつづける男』とあります。オクラ入り?
 この年のお正月映画の『俺の故郷は大西部』のイメージだったかも知れません。

                          
 ■真紅の瞳
 
 柴田錬三郎原作の「真紅の瞳」が予定されている

 <管理人の弁>

 原作の内容も知らないのですが、該当する作品もなくオクラ入り作品ですね。


 石原裕次郎
さん

 

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 ■ノサップの銃(じゅう)
 
 (※管理人註:裕次郎さんの復帰第1作が『あいつと私』の解説の後)「ノサップの銃」をトップに
   「零戦黒雲一家」とつづくこの二作で、悪をバッタバッタと倒すサッソウたる裕ちゃんの姿を見
   れば、ファンの皆さんもホントにホッと胸をなでおろすことができる。
 
 <管理人の弁>
  
『ノサップの銃(ガン)』は、宍戸錠さん主演で、『あいつと私』の一週前(9/2)に公開された。
  つまり、この企画は何らかのいきさつで錠さんのものになった。


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  ■キリマンジェロに立つ男
 
 「キリマンジェロに立つ男」は、かつてアメリカ映画で「キリマンジェロの雪」があったので、ご覧
  になった方もいられであろうが、遠くアフリカのキリマンジェロの峰にまでロケして雄大な自然をと
  らえようという日本のアクションものとしては、もっとも壮大なスケールを持ったものになりそう。
 
 <管理人の弁>

 『アラブの嵐』(12/24)共演:芦川いづみ この作品に変わったものと思われる。
 一説によると、赤木圭一郎さんを起用して、キリマンジエロを舞台にした映画の企画もあったとか。
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  ■国際刑事警察・東半球は暴風圏なり
 
 パリに本部をおく国際刑事警察の活躍を描くもの。裕ちゃんは、この国際刑事警察員となり、国際
  密輸団を追って大活躍を見せる。(中略)今度の新作は、香港、バンコック、シンガポール、マニラ
  と、それこそ東半球の諸国を舞台にしたもの。
 
 <管理人の弁>

  該当作なし。
  『あいつと私』
以後、アクションを撮らなくなった裕次郎さんには不満だったかも知れません。
  上記の『零戦黒雲一家』 にしても翌年の8月になって公開されています。