小林旭さんの“あいつ”シリーズ(全4作)の最終作をご紹介。長谷部安春監督の監督第2作で、そ
れまでの同シリーズ3作とは、ちょっとイメージが変わっていて、シリアスな雰囲気があります。ま
た万里昌代さん、嘉手納清美さんという、既存の日活女優さんではない方をヒロインに起用した点も
、ちょっとイメージが違って見える点かもしれません。ただ、往年の作品での宍戸錠さんとの掛け合
いのような、クサいセリフがないのが残念(必要ないのかもしれませんが)。
注)この項目はテレビ放映版を見て書いていますので、シーンに抜けがあるかもしれません。
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銀行で行員の魚住麻子〔あさこ〕(嘉手納清美)たちが大金をトランクに詰めている。ダムで働く人
たちの給料である。そのトランクを受け取った三人の男性たちは、ジープで帰って行く。その車を追
う怪しげな男たち、白木(内田良平)と初老の筧泰造(西村晃)。ジープを追い抜き、山道へ入って
行く。その途中で、通行止めの立て札などを操作する白木と筧は、歩いていた釣人である老人を車に
乗せて行く。山道で道の真ん中にトラックが止まっているので、ジープは前へ進めなくなる。その様
子を見る、やはり白木たちの仲間らしい深町健(岡崎二朗)と星原(高品格)。ジープの運転手は道
へ降りて、トラックを覗き込む。すると、トラックの車体の下に隠れていた滑川〔なめかわ〕竜次
(青木義朗)が、運転手を撃つ。驚いた残りの二人の男たちも後ろから来た白木に撃たれて死ぬ。車
から出された先般の老人は慌てて逃げさろうとする。老人を車外に連れ出した筧は道端にしゃがみこ
む。つまり滑川が老人を狙いやすくするためである(やはり犯行を目撃されたので、始末するために
車に乗せたわけである)。滑川の持つ銃はモーゼル(多分。笑)。射程距離が長く(ライフル並みに
1000mくらいは飛ぶと聞きますが)、彼方の老人を撃ち倒す。ここまでの間、セリフは一切なく、
ジャズっぽい音楽が流れているだけ。タイトルとクレジット(やはり音楽のみ)。007以降のスパイ
映画のタイトルバック調に、銃の部位のアップや、小林旭さんの顔、シルエットなどが出るというデ
ザインが時代を感じさせます。
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東京(?)のキャバレーで“ギター片手に”を歌う主人公・都筑浩介(小林旭)。
♪命ひとつが おいらの頼り
ギター泣かせて 一人 旅を行く
泣かせるつもりは さらさらないが
夜が冷たい 旅の鳥
そこへ流し仲間で弟分の熊五郎(東京ぼん太)が新聞片手に慌てて入ってくる。彼が少年院に入って
いた頃、世話になった先生で、今では郷里の長岡に帰って隠居生活をしていた魚住市太郎(加原武門
)が殺されたというのだ。どうやら、給料強奪事件で殺された釣人の老人のことらしい。長岡へ行く
という熊五郎に同行することにする都筑。
…長岡。早速、警察署へ行く都筑と熊五郎。そこの一室には泣き崩れている魚住先生の娘・麻子がい
る。麻子が犯人は判らないと話すので、熊五郎は真犯人を探し出すことを誓い、都筑もその力になる
ことを約束する。
…キャバレー“FUJI”。健の吹くトランペットに合わせて、ダンサーの珠美(万里昌代)が踊って
いる(網のようなものを小道具にして、それに絡まってみたり、と、セクシーなダンス。万里昌代さ
んには合っていますね)。その楽屋を訪ねる都筑。都筑と珠美は旧知の仲らしく、神戸以来の出会い
だと話す。そこへ入ってきた健は、都筑を見て一瞬ギクリとするが、やはり懐かしそうに話し出す。
そこで都筑は、健に、
都筑「滑川というプロの殺し屋がいただろ?」
と、問う。どうやら、強奪事件で使われた銃の弾丸は、都筑がブレスレットに付けている弾丸と同じ
ものらしいのだ。しかし、今や堅気者として、トランペッターをしている健には、関係ない話だとし
て、都筑は店を出て行く。その後、健は慌てて、自動車修理工場を営んでいる星原に電話をする。星
原は廃坑の番人小屋に住んでいる滑川の元へ車を飛ばして知らせに行く。星原は都筑のことは知らな
い。しかし、滑川にはその名前を言えば判るはずだと、健に言われたが、都筑というのは何者なんだ
?ということになる。
滑川「なまやさしい奴じゃねえってことは確かだ…」
と、イヤな笑いを浮かべて話す滑川。
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番人小屋に集まった先般の五人組(私が見たテレビ放映版ではカットがあったらしく、星原が顔を腫
れさせて苦しんでいる。どうやら都筑に殴られた様子?。白木に元・ウェルター級のボクサーが何て
ザマだ、みたいなことを言われます)。奥の部屋のベッドには、滑川の愛人が裸で横たわっている。
奪った八千万円をさっさと分けてしまおうという話を巡って、各人の意見が対立する。特に滑川と白
木はお互いのことが嫌いなので、一切信じてはいない(他の全員、同じかもしれませんが)。足が付
かないように、せめて半年は、金を使わないことにしたのだが…。健は早く自分の取り分を貰って、
この地を去りたいようだ。しかし、滑川は金は使えないと話す。どうやら、銀行が紙幣の番号の調べ
を付けたという情報を得たというのだ。そのため地下銀行という、ヤバい出元の金を換金してくれる
組織と渡りをつけるという滑川。白木は邪魔な都筑を始末してやると言う。
※渡辺武信先生の著書《日活アクションの華麗な世界》によると、ここでまず白木はダンプで都筑を
轢き殺そうとするらしい。都筑は襲いかかるダンプに対して、溝に飛び込んでやり過ごし、後ろから
ダンプに飛びついて荷台によじ登り、運転台の白木に逆襲するが、振り落とされてしまう。白木はそ
のまま逃げる。小林旭さんの運動神経の良さが十分発揮されているようですね。何だか、洋画『イン
ディー・ジョーンズ』か『ブロークン・アロー』などで見たようなシーンですね。このシーンは私が
見たテレビ放映版では出てきません。
…健は盛り場で流しの二人組、ノリロー・トリロー(新山ノリロー・トリロー)に都筑の居場所を尋
ねる。歌い声が聞こえる店へ入っていくと、(小林旭さんの歌を)歌っているのは熊五郎。熊五郎と
別の店へ行くと、そこでは都筑は“おかしなあいつ”(東京ぼん太さんの歌)を歌っている。そこへ
入ってきた熊五郎とデュエットになる。健は都筑に、翌日、湖の遊覧船に乗ってほしいと話す。そこ
で全ての話をすると言う健。
◆
遊覧船乗り場。待ち合わせ時間になるが、健が現われない。それでも都筑は船に乗り込む。出航する
遊覧船の後を対岸から追う白木。白木はスコープをつけたライフルで都筑を狙う。引き金が引かれよ
うとした時、都筑の後ろの階段で少年がコケる。それを助け起こす都筑(小林旭さんは実際に子供が
とても好きなようですね)。しかし、音もなく飛んできた(消音装置も付いているのでしょう)弾丸
が都筑の脇腹をかすめる。脇腹を押さえた手の間から血が流れる。
…ダンスの練習をしている珠美に、健は、とんでもないことをしてしまった、と、告白する。そこへ
都筑がやってくる。健は慌てて店の外へ逃げ出す。追う都筑。駅のほうへ向かう。機関車の操車場や
線路、走る列車などの横をすり抜け(足場は悪そうなところばかりなのに、小林旭さんは普通に走っ
ていますね)、都筑は倒れている健を発見するが、何者かに撃たれる(…が、都筑は弾丸を避けるの
で、弾丸は貨車に当る)。健はすでに線路の上で息絶えている。
…夕景の河の堤を歩く都筑と珠美。都筑は健の仇討ちを珠美に誓う。そこへ旧知であるらしい(やは
りテレビ放映版にはカットがあったのか)県〔あがた。難しい読みですね〕刑事(山田禅二)が現わ
れ、何か話があるのではないのか?、というようなことを都筑に言う。
…夜。屋外のバーのステージで熊五郎とノリロー・トリローが歌っている(“なぐさめ”)。そこで
都筑は麻子と会っている。事件に深入りする都筑のことが心配そうな麻子。
都筑「麻子さん…僕は今まで何度もつらい思いや悲しい思いに出会ってきた。そのたびにじっとこら
え、そのたびに歯を食いしばって笑ってきた。しかし男はいつか怒りを爆発させなきゃいけな
い時がある」
と、言いながら、微笑みを浮かべながら、熊五郎たちのステージ眺める。
◆
滑川が愛人と抱き合っている。滑川はこの愛人に本気で惚れていて、都筑も彼女のために殺すという
。そこへ筧がやってくる。
滑川「都筑は俺が狙って消せなかった、たった一人の男だ。元々、白木なんぞにヤレる相手じゃねえ
!。」
しかし筧は、もっと頭を使えと滑川を批判する。敵の弱い部分を叩くのが、戦いの定石で、すでに手
は打ったという筧。
…ボウリング場で定子(瞳美沙。もしかしたら後述の佐伯春子〔椿洋子〕かもしれません)に指南を
している熊五郎に星原が近付いてきて、あるマダムが彼に店で歌ってほしいと言っていると話す。早
速、車に乗り込もうとする熊五郎だが、車内には白木が銃を持って待ち受けている。番人小屋でリン
チに合う熊五郎。その頃、都筑はノリロー・トリローたちに熊五郎の行方を尋ねているが、そこへ電
話が入り、番人小屋へ呼び出される。ジープで向かう都筑。星原と白木が待ち伏せしている。ジープ
をこっそり乗り捨てた都筑は、まず星原を殴り倒す。無人のジープにライフルで乱射しながら近付く
白木だが、都筑がいないことに気付く。白木は物陰から現われた都筑にライフルを奪われ、二人は格
闘になる。廃油の貯め池の上のやぐら(?)のようなところで格闘する二人を滑川が銃で狙うが、う
まく狙えない。都筑と白木は池に落ちる。池の水面(正しくは油面かな?。笑)はせいぜい膝くらい
までの高さしかないが、格闘するにはヌルヌルして思うように動けない。対岸からその様子を眺める
滑川と筧だが、そこへ発炎筒のようなものを使って火を放つ。炎が迫る来る中、ついに白木を打ちの
めした都筑。白木は油の中に倒れ、火に包まれてしまう。都筑は慌てて岸へ上がり、草むらに逃れる
(白かった衣裳が原油のせいで、真っ黒!)。滑川が草むらを撃つが、当らない。都筑は番人小屋か
ら熊五郎を助け出し、ジープで脱出する(ここで熊五郎が足を撃たれてしまう)。
…二人になったな、などと筧に言う滑川。筧は地下銀行との取り引きが終わったら、自分も消すつも
りだろう、と答える。ところがそこへ、池が火事だ、と、星原が現われるので、滑川と筧は顔を見合
わせて大笑いをする。
…都筑は“FUJI”へ行き、珠美の楽屋を訪ね、熊五郎のことを預ける。健が好きだったという歌“
旅の灯”をギターで弾き語って珠美に聴かせる都筑。
♪何かどこかにありそうな
灯りがひとつ 呼んでいる
心の旅は 遠くても
そこには 青い鳥がいる
◆
長岡の祭りの日。祭りの行列に逆行して通りを急ぐ麻子。その通りの反対側には、麻子の恋人らしい
田沼明夫(藤竜也)が佐伯春子(椿洋子。前述の定子〔瞳美沙〕かもしれません。ちょっと確定出来
ません)と待ち合わせている。デートをするようだ。複雑な表情の麻子。田沼はその金持ちの令嬢ら
しき女性と人混みに消える。そこで都筑に出会った麻子は、銀行も辞め、この町を出るつもりである
ことを打ち明ける。都筑は怪しげなサングラスの二人組の男たち(木浦佑三、長弘)の車が走り出し
ていくのを見る。
…サングラスの男たち二人は星原の自動車修理工場へ。そこには滑川と筧もいて、どうやら二人の男
たちは、例の地下銀行の男たちらしい。奪った金の入ったトランクを差し出す滑川。しかしサングラ
スの男二人がアタッシュケースの中から銃を出すので驚く。筧が手に持ったグラスを落とした音をき
っかけに、天井からブラ下がった鎖に捕まって、敵を蹴ろうとした星原は撃たれ、逆さ吊りになって
死ぬ。サングラスの男たちは車で逃げ、滑川と筧もそれを追う。しかしサングラスの男たちの車の後
部座席には、すでに都筑が乗り込んでいて、男たちの銃を奪い、トランクも取り上げる(都筑が、相
変わらず汚いやり方で稼いでいるな、というようなことを言うので、旧知の者たちなのだろう。ちな
みに都筑は元ヤクザの幹部という設定)。山道へ向かう車。ところが、追ってきた滑川の撃った弾丸
がタイヤに当り、都筑の乗った車はガードレールを突き破って、谷底へ落下してしまう。さすがにケ
ガを負った都筑を滑川は捕まえるが、肝腎のトランクがない。どうやら都筑が途中で投げ捨てたらし
い。その場所を聞き出すため、火薬倉庫(?)へ都筑を連れ込み、激しいリンチを加える滑川と筧。
万力で腕を固定され、その腕に導火線を巻き付けられ、火を付けられる都筑(ここ、本当にやってる
と思うんですが。笑)。滑川が熊五郎を捕まえに行くというので、都筑は観念して、トランクを投げ
捨てたであろう場所を教える(…教えたらしい様子)。
◆
目覚めた都筑。もうボロボロである(年代的にもマカロニウェスタンのヒット後の影響なのか、相当
ヤラれています)。そこで導火線の火の音に気付く。火薬の箱の山に繋がっている。そこで都筑は、
その導火線の火で、まず縛られた腕のロープを焼き切り、自由の体になるが、今度は小屋の出口が塞
がれていることに気付く。都筑は小さな通気口のような部分から脱出、その途端、小屋は大爆発を起
こす(並んだ三棟ほどが吹き飛ぶ。でもどう見てもミニチュアのように見えますね)。近くの壜詰め
工場に停めてあった車のコードを直結させエンジンを動かして、車を盗み、都筑は走り出す。
◆
翌朝、谷川でトランクを発見した滑川と筧。堤防のようなところを登る時に、滑川は筧にトランクを
まず渡して、自分も引き上げてもらう。そこで振り返った筧の手には滑川の銃が。懐に銃がないこと
に気付く滑川。しかし、筧は何事もなかったかのように、落としたぞ、などと言って、滑川に銃を返
す。そこで滑川はトランクを持った筧をホールドアップさせる。しかし、筧は、そんなことだろうと
思って弾丸は抜いてある、と言うが早いか、トランクごと滑川に体当りを食らわす。滑川は谷へ落ち
ていく。
…筧は車で大湯温泉郷の高級旅館“湯元館”へ。トランクの中の札束に顔を埋めて笑い出す筧。実は
そこには滑川の愛人が待っていて、すでに風呂に入っている。その女が風呂から出て部屋に。何と麻
子である(ま、大体の観客は予測がついているでしょうけどね。笑)。筧は、金を持ってくるのは、
滑川でも自分でもどっちでも良かったのだろう?、などと聞き、彼女を抱き寄せる。実は八千万円の
紙幣の番号の調べは銀行側でも付いていず、それは金を使わせずにひとまとめにしておくための麻子
の嘘だったのだ。飲んだ酒に毒が入っていたらしく、やがて筧は倒れてしまう。麻子は信越大学の研
究室に電話をかけ、田沼を呼び出す。彼女は彼が留学するための金を作ろうとしていたのだった(も
ちろん、自分も着いて行く)。これで、彼が金持ちの女性と仕方なく(?)付き合わずにすむ、と話
すが、田沼はなかなか返事をしない(それは現在付き合っている金持ちの女性に気が向いているとい
うことなのか)。そこへボロボロの都筑が入ってきて、田沼の態度に失望したらしい麻子に言う。
都筑「あなたに勇気が必要なのは、むしろこれからだ」
都筑は彼女を連れ出そう(自首させるため?)とするが、ドアを開けると、そこには滑川が。部屋の
中で格闘になる都筑と滑川。その間にトランクを持って麻子は逃げる。吊り橋を渡って、ダムへ。
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都筑より先に部屋を出た滑川は、点々と札束がこぼれているダムの上の通路の彼方に麻子を発見する
。麻子はすでにトランクをも放り出して逃げている。滑川は狙いを定めて彼女を撃つ(やはりこの銃
の射程距離は長い)。彼方で倒れる麻子。札束をかき集め始める滑川の後ろから都筑が現われる。
滑川「どうやら、てめえとの仲もケリをつける時が来たようだな」
滑川が銃を乱射するので、都筑は赤い鉄塔(クレーンがある塔かな?)の周りで、転げ回って弾丸を
避ける(とても素早く敏捷な動き)。しかし都筑は鉄塔の横から張り出した支柱に腹部でブラ下がっ
てしまう。滑川は、ついに倒したかと思い、都筑に近付く。滑川が殴りかかろうとするのを寸前でか
わし(やられたふりをしていたわけで)、格闘になる。鉄塔に昇り、大格闘(やはり本当に行なって
います。危ない危ない!。笑)。都筑が勢い余って柵の向こう側に飛び出してしまい、鉄塔からブラ
下がる(これも本当にやってますね)。その手を踏みつける滑川。しかし、映画におけるこういうシ
ーンでのお決まり通り、滑川は足をすくわれて、自分が柵を乗り越えてしまう(笑)。都筑の腕に捕
まる滑川。片腕で柵に捕まり、もう一方の腕で滑川の腕をつかむ都筑。しかし、すでにボロボロの都
筑の衣服の袖は破れていってしまい(腕も血だらけなので、余計に滑りやすそうだし。とにかく見る
からに痛そう!)、ついに滑川はダムへ落ちて行く。
…残る力を振り絞って(本当に小林旭さんが演じる役にしては珍しく、体も衣服もボロボロ!)柵の
内側に戻り、ダムの通路へ進み、麻子を抱きかかえる都筑。麻子は都筑と、そして偶然にも事件に巻
き込んでしまった父親に一言詫びて、息絶える。
麻子「許して…許して、都筑さん。…お父さん」
そこへ警官隊がやってくる。熊五郎と珠美もいる。傷だらけでボロボロの都筑は、それでも麻子の死
体を抱き上げ、熊五郎と珠美の待つほうへ、ダムの通路を歩いてくる。終。
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…“渡り鳥”“流れ者”シリーズなどの流れではなく、どちらかというと、数年後にTBS『キイハ
ンター』に対抗して(多分)作られた小林旭さん主演のアクションドラマ、NET(現・ANB)『ター
ゲットメン』のイメージもあるシリアスなハードアクション編です。長谷部安春監督の監督第1作、
小林旭さん主演の『俺にさわると危ないぜ』もぜひご覧になってみてください。こちらはコメディ仕
立ての佳作です。