ド、ド、ド ドレガ女?「アキラのジーンときちゃうぜ」
2003/01/24
ジーンとくるとは、例えば裕ちゃんの場合は「小島の秋」だったりするわけで
何となく感傷的になり目頭が熱くなるというような感じを表す言葉だ、
単純である。ところがアキラのジーンと来るシチュエーションは複雑だ。
旭の歌詞の特長である「まるで迷宮に迷い込んだが如き世界」にようこそ。
登場人物はたぶん2人だと思われるが3人かもしれない、いや4人かも。
まず主人公は「オイラ」、これはまあ旭だとして、そして「あの娘」
加えて「こいつ」と「あいつ」である。
友だちの「こいつ」とはオンザロックまたは気に入りグラスの事であるとするなら
3人、「あいつ」とは「あの娘」の代名詞だとすれば2人、ところが
大人のふりして「あいつ」が「オイラにまかせな」というところから
混乱がはじまる、えっ!「オイラ」って誰?。「ベニスに死す」みたいな美少年かも。
ジーンとくるのは冷たいオンザロックだと思うのだが、「あの娘みたいに」
ジーンとくるあの娘の手にもロックのグラスがあって、この娘は「大人のふり」を
しているのだから未成年でウイスキーは飲めないわけで、ふざけて旭のマネをして
「オイラにまかせな」といっているんだろうか?多分そう言うことだとして、
「旭は、ジーンと来るロックを持って旭のマネするあの娘みたいにジーンと来る
ロックを持っている」ということになるのだろうか?まるで鏡地獄のようだ。
でも「気に入りグラスで片手にホワイトたっぷり注げば」片手はホワイトで
びしょびしょになってしまう。「グラスを片手に」あるいは「グラスに片手で」
じゃないところがすごい。こんな混乱の中から立ち上がるのがなんとも陽気で
たのしい楽曲の世界なわけで、「乗り」は寸分も狂ってはいない。ピシッ、ピシッと
きまったスカパラのブラスが旭の「お酒スタイル」をシンボリックに表現している。
《INDEXに戻る》