日活映画のスターたちは、歌うことが不文律だった。映画主題歌及び挿入歌のみをリストアップしました。
但し、映画の中で歌われるものでクレジットにないものは含みません。
一応、判る範囲の歌にはコメントをつけてみました。
(全て敬称略)

赤木圭一郎宍戸錠和田浩治二谷英明高橋英樹渡哲也
吉永小百合その他
 

(まだ制作途中です、しばらくお待ち下さい)


■石原 裕次郎篇■

石原裕次郎はあくまでも俳優である。しかし、ただの俳優ではなかった。言葉には言い尽くせない存在感を撒き散らしていた。
ヨットがうまい、スキーが上手いといったスポーツの体技に限らず、キャラクターをそのままぶつけたような歌の魅力があった。
レコーディングでは、その場で譜面を渡し、1時間そこらで歌をモノにする天才的な勘を持っていた。雰囲気や気分がそのまま歌
に出る希有な存在だった。それは技術的な巧拙を超越していた。映画主題歌以外にも何百曲という歌がある。         


石原裕次郎 PART2 へ


狂った果実 56 

♪ 狂った果実 ♪  

ハワイアンバンドをやっていたという裕ちゃんに、水の江瀧子プロデューサーがレコーディングを勧め
ご本人も軽い気持ちで録音した。その軽いのりが活かされて、今聴いても心地よい。夏にはゼッタイ!

♪ 想い出
挿入歌

デビュー前に、裕ちゃんが一番気に入っている曲だとされたもののアレンジ版。

サザンオールスターズの「真夏の果実」はこの曲を下敷きにしたとされる。


鷲と鷹 57

♪ 鷲と鷹 ♪ 

映画の撮影中にデッキチェアで指をはさみ、骨にひびが入ったため手に白い包帯を巻いたまま

撮影を続行。月岡夢路を抱くシーンでもその白い包帯が印象的で却って効果的な結果となった。
海の男の純情をたくましく歌いあげた。「陸(おか)で失くした 心の星よ」なんて気持ちを最
近はいわなくなった。                                 


嵐を呼ぶ男 57

♪ 嵐を呼ぶ男 ♪

映画の宣伝用にレコード会社(テイチク)に持ち込まれたが、ドラムを叩きながら歌えないとか、
セリフ入りの歌はヒットしないなどと断られた経緯がある。仕方なくソノシートを製作し、各映画
館で流したところ、問い合わせが殺到し、大慌てでレコードプレスされたいきさつがある。   


俺は待ってるぜ 57

♪ 俺は待ってるぜ ♪

テイチクの投稿詞の中に「俺は待ってるぜ」があった。それを萩原四郎文芸部長が採譜し制作。
しかし、上部から猛反対にあった。それを押し切って発売にこぎつけたら大ヒットした曲。
この詞を元に兄の石原慎太郎がシナリオを書き、映画化された。1シーンは後にTVCFに使われた。


錆びたナイフ 58

♪ 錆びたナイフ ♪

石川啄木の『一握の砂』の「いたく錆びしピストル出でぬ 砂山の 砂山を指もて堀りてありしに…」
に想を得て、萩原四郎文芸部長が学生の頃の自分の思い出をベースに一気に書き上げた作とか。
男らしい詞が大ヒットし、巷ではこの歌がスピーカーから流れ、小学生の子供達までが歌い問題視された。


明日は明日の風が吹く 58 

♪ 明日は明日の風が吹く ♪

このタイトルは裕次郎の随筆からとったもの。彼自身の気分をそのまま反映したものといえる。
作詩は同映画監督の井上梅次。『OK牧場の決闘』「庶民的なサラリーマン」「祭半纏姿」を
モチーフにして監督がストーリーを作り上げた映画であるとか。


♪ 決闘の河挿入歌 ♪
上記の監督の思いというものを当てはめてみれば、このタイトルも頷ける。



素晴らしき男性
 58 

♪ 素晴らしき男性 ♪

井上梅次監督が足の長い裕次郎にミュージカル映画を撮ったからとったものだが失敗作とされている。
この頃に裕次郎ファンが求めていた路線とはあきらかに違っていたためである。これを最後に井上監督
は小林旭を育てる方向へと転換して行く(この経緯には別の要素もあったらしい)。
 

 青い駒鳥の歌(劇中歌) 

 二人で楽しく(合唱)♪ 

 ♪ クレオパトラも泣きました(合唱)

井上梅次監督作品は『勝利者』『鷲と鷹』『嵐を呼ぶ男』『夜の牙』『明日は明日の風が吹く』
と来て、大衆が求めていた方向は、スクリーン狭しと暴れまくる裕次郎だった。


風速四十メートル 58
 
風速四十メートル

雑誌「平凡」(現・マガジンハウス)で募った“裕次郎が歌う詞募集”から生まれた歌。
台風の季節になると、雨の中で若者や子供たちが、その気になって歌っていた。


♪ 山から来た男
 (挿入歌) ♪ 


赤い波止場 58

♪ 赤い波止場 ♪

この映画で裕次郎は初めて手錠をかけられることになる。それを怒って当時の日活社長の堀久作氏は
「ウチの大事な宝物の裕次郎に手錠をかけた馬鹿者がいる」と後の三年間、年頭挨拶でそれを
言い続けたとか。


嵐の中を突っ走れ 58

♪ 嵐の中を突っ走れ ♪

作詞はシナリオ作家の松浦健郎。シナリオも当然、松浦氏。
雑誌「平凡」に連載されていた小説を氏自身が脚色したもの。
  
女子校の体操教師が土地の大親分と大喧嘩をする。

♪ 男なら夢を見ろ(挿入歌) ♪ 


紅の翼58

♪ 紅の翼 ♪ 

この映画が大ヒットし、日活は救われることになる
迫力のあるアクションシーンに観客は酔った。
当初、この映画に歌はなかったが急遽入れることになり、松尾昭典監督が即興で詩を書いた。
メロディーも軽快で、アレンジも優れていて、いかにも飛んでる飛行機を思わせた。


男なら夢をみろ 58

♪ 俺らにゃ俺らの夢がある ♪

戦災孤児だった二人が成長し、かたややくざ、もう一方は検事となって10年後に再会
やくざの追及に乗り出した検察庁は、先頭となって活躍する検事(葉山良二)を疎ましく思い、暗殺を企てる。
それを知ったやくざ(石原裕次郎)は組を裏切って検事を助ける。

この曲を手がけた佐藤勝は黒沢映画のほとんどの音楽も手がけた。


清水の暴れん坊59

♪ 清水の暴れん坊 ♪ 

♪ いかすぜマイクの暴れん坊♪

赤木圭一郎が共演し、これ以後彼は急速に人気をのばし
小林旭、和田浩治とともに日活映画を支えていくことになる。


男が命を賭ける時 59

♪ 男が命を賭ける時 ♪

タイトル通りの男らしい歌。船から下りた医者が立ち寄った猟場で殺人事件に巻き込まれる。

鉄道工事の入札をめぐる土地の利権がらみのやくざのどうしの争いだった。


鉄火場の風 60

♪ 最果てから来た男 ♪

赤木圭一郎共演の正月第2弾の映画。
やくざの権力争いに単身乗り込む裕次郎の活躍。


あじさいの歌 60

♪ あじさいの歌 ♪


天下を取る 60

 天下を取る 


街から街へつむじ風 60

 街から街へつむじ風 

 銀座の恋の物語 (挿入歌)
(デュエット 牧村旬子) 


あいつと私 61

 あいつと私 


堂々たる人生 61

 若い生命を傾けて 


アラブの嵐 61

 でっかい青空 


男と男の生きる街 61

 男と男の生きる街


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