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第6作『波濤を越える渡り鳥』で使用されたギターについて、
海を超えて東南アジアを飛び回った渡り鳥ですが、ストーリーには触れません。


①先ずは横浜港の白灯台。
ベースギターは一見、Bタイプのようですが、サウンドホール回りの円が2重になっています。一応Cタイプとしておきます。
バラの花や葉と唐草模様は『赤い夕陽の渡り鳥』までのタイプに戻っています。


②バンセンビーチだったかな。横浜でのギターと同じくCタイプですが、南国の日差しのせいか、ネック部分がいくぶん明るく見えます。また唐草模様が細めに感じますが、ハッキリとは言えません。


今回のギターの特徴はサウンドホール回りの円が2重になっているCタイプだという事。
Bタイプの太い内円に細い外円を足したモノではなく、内円はBタイプより細いものです。
このCタイプは他のシリーズには使用されていません。また背負紐は緑/黄色です。


『風に逆らう流れ者』のギターは概ね渡り鳥シリーズのギターと同じですね。
ベースはBタイプ。ただバラの葉の色が薄いことが見分けるポイントです。
背負紐は『波濤を越える渡り鳥』と同じく緑/黄色です。





日活映画波濤を越える渡り鳥』より





第7作『大海原を行く渡り鳥』で使用されたギターについて、


①ベースはタイプBですが、ネックやブリッジの色合いがさらに明るい感じです。
Dianaマークは赤文字、唐草模様も通常タイプです。


②ツブテの竜「ワタシのツブテをかわしたのはアンタが初めて。」
背負紐は赤/白。葉の部分は薄緑です。


③バラの花の比較画像です。元画像が小さいので見づらいと思いますが。
タイプA 主に初期から中期かけてに多いです。花の色が濃い。
タイプB 主に後期、この第7作目から確認出来ます。花びらが縦に分かれて描かれています。
タイプC 『大草原の渡り鳥』で使用されたもの。バラの花や葉のサイズが小さいです。




日活映画大海原を行く渡り鳥』より

渡り鳥シリーズの最終作である第7作『渡り鳥北へ帰る』で使用されたギターについて、


①今作のギターはそもそも滝伸次のいたバンドのギター奏者・岡田浩一(青山恭二)の持ち物。


②ハジキの政(郷鍈治)?と。
ベースはタイプB。バラの花は後期タイプ。背負紐は青/白





日活映画『渡り鳥北へ帰る』より

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『渡り鳥北へ帰る』のスチール撮影より
ギターホールの中に"Diana"の文字

近代映画別冊より